スーパー耐久(5時間)第5戦もてぎ
昨年に続き、今年もスーパー耐久第5戦もてぎ5時間レースにチーム「Audi driving experience Japan」よりスポット参戦。
このチームはAudi Japanが実施するカスタマーユーザー向けのプログラムでインストラクターの指導のもと、クルマを操る技術を学ぶ「Audi driving experience」の上級プログラムである「Audi race experience」で好成績をおさめた⽅が、スーパー耐久に参戦するという、プログラムの為のチームで、今年も柳⽥がチームの⼀員として加わった。プログラムの総仕上げとして、このスーパー耐久に参戦し、練習⾛⾏、ブリーフィング、予選、決勝とレースの⼀連の流れを体験してもらうことが主な⽬的で、今年は「Audi race experience」から阿野雅樹さんが参戦。その阿野さんをサポートする形で柳⽥と富⽥⻯⼀郎選⼿、チーム代表、選⼿を兼任の中原選⼿(Audi Japan)の4 ⼈でチームを編成した。
柳⽥は予選⽇の9/13 からチームに合流。積極的に阿野選⼿とコミュニケーションをとり、アドバイスをし、チームもクラスで予選3 位(ST-TCR クラス10 台)を獲得した。
12 時すぎに5時間の決勝レースがスタート。第1 スティントは柳⽥が務め、クラス3 番⼿から好スタートを切る。5周⽬には、はやくも2 位に浮上。昨年の経験からタイヤを温存しながら、上位のクルマとの差を少しずつ縮め、第1 スティントの終盤の26 周⽬に、トップのクルマをオーバーテイク、クラストップとなる。この時ピット内でも⼤きな歓声があがり、チームも⼤いに盛り上がった。そのまま柳⽥は後続との差を広げ、クラストップでピットに戻り、最⾼の形で今回の主役である阿野選⼿に交代する。ややピット作業に⼿間取り時間をロスしたものの、阿野選⼿がクラス3 番⼿でコースに復帰する。阿野選⼿のスティン
トは序盤のスピンや、FCY(フルコースイエロー)、SC 導⼊などレースも耐久レースならではの様々な事態が発⽣するも、落ち着いて対応をし、約30 周を⾛⾏してクラス2位で第2 スティントを終えた。
その後は中原選⼿から、最終スティントの富⽥選⼿と順調にレースを進め、最終スティントは富⽥選⼿が終盤のアウディ同⼠のバトルを制して、クラス3番⼿に浮上し、レース開始から5時間が経過した17 時すぎにチェッカーを受け、混戦のST-TCR クラス3 位表彰台を獲得した。
レース序盤での柳⽥の好⾛からトップでマシンを託され、様々なイレギュラーな事態にも対応し、初レースとは思えない素晴らしい⾛⾏を⾒せた、阿野選⼿の活躍が印象的だった。今年の「Audi race experience」のプログラムは、3位表彰台獲得という素晴らしい結果で終えた。